人にはそれぞれ“他人によく言われる事”があるはず。
言われて“嬉しい事”だったり、“うんざりな事”もある。
私の場合はこれ。
「理想高いんでしょ?」
もちろん、男性の好みのこと。うんざりする。
ちなみに、セットで「高いよ、きっと。」もついてくる。
これを言う人はたいがい意地が悪い。
いつもなら「そんなことないわ。」と
軽く流すのだが、先日は違った。
「高いけど。」
と、向かいに座った質問主に返した。
隣の友人から「ワーォ。」という心の声が聞こえた。
私も隣の友人に「今日は言わせて。」と心の声で返した。
少し座り直して、
「私の理想はね、
食事をして楽しい人。お酒を飲んで楽しい人。街にゴミを落とさない人。
映画を見てたっぷり感想を話せる人。自分の世界観を持っている人。
年齢相応に傷ついた経験があって、人の気持ちがわかる人。それからキュートでセクシーで・・・」
もっとたくさん例をあげた。
自分が該当していなかったのか、意地悪男のタバコの煙が細くなった。
しかし...“意地悪男”が言った事は、まんざらでもない。
私が挙げた理想の男性達は、どこに行ってしまったのだろう。
このところ出逢ったことがない。
消滅した?
少数を求めている以上、私は“理想が高い”ということになってしまう。
意地悪男にルッコラのサラダを彩りよくサーブした。
どーぞ!